ヤフオク 純銀 銀器


1688年の純銀製のスプーン イギリス ロンドン

 

 

骨董好きの父親の影響で、

アンティークシルバーに魅せられ、ヤフオクでアンティークシルバーを中心に出品しています。

 

まずは、

今まで取り扱ってきたアンティークシルバーの中で、最も古い純銀製のスプーンを紹介。

 

 

今から320年以上前、日本が元禄元年の1688年の純銀製のスプーンです。
イギリスで名誉革命のあった頃のスプーンです。


 

 

純銀スプーン

 

まずは、このスプーンのホールマークの説明を致します。

なぜなら、DATE Letterが、一部擦れており、完全には残っていない状態ですので、

画像を参考に、1688年の根拠を紐解いていきます。
 

 

 

純銀スプーン 元禄元年

 

まずは、工房マーク。工房マークは、擦れている部分もありますが、

「TA」Thomas Allenのマークであることがわかります。

Thomas Allenは、1678年〜1692年にLodonにあった工房です。
 

Thomas Allenのマーク&Leopards Headのマーク&ライオンのホールマークの形から、

はっきりと残っていないDATE Letterが、1680~1692年のいずれかの年のマークであると確定し、

最終的には、1686年の「I」か1688年の「L」のどちらかであることが判明し、

買い付け先の情報どおり、DATE Letterは「L」で1688年という結論を下しました。
 

 

純銀スプーン 1688年

 

1700年代前半のシルバーを買い付ける際、DATE Letterが全く解読できないモノが多く、

解読できないお品はいくら古くても買い付けはしません。

 

 

純銀925 スプーン

 

1688年の品で、擦れているとはいえ、DATE Letterから年代を判断できるお品は、

めったに見ることがありませんし、そうそう出てこないと思います。

 

純銀スプーン 1688年

 

余談ですが、1688年=元禄元年を調べると、

元禄元年創業の旅館があることがわかりました。

訪れてみたくなりました・・・。

 

純銀スプーン スターリングシルバー

さて、

このスプーンの製造は、1688年でありますが、華やかなエングレービング(彫り)は、

ビクトリアン時代(1837年〜1901年)に、新たに装飾を加えられたと推測します。

 

ハンドルエンド部分の擦れている部分とボウルの裏側の擦れている一部がオリジナルの装飾だと思います。

 

手にとって頂ければ、違う時代に施された装飾の違いがわかりやすいのですが、

手にとって見て頂けないので、画像でも彫りの違いが伝わるように大きめの画像を貼ってみました。

 

純銀スプーン 1688年

 

 

 

 

 

昔のシンプルな銀器に、エングレービングやギルディング(金めっき)等の新たな装飾を加えるということが、

ビクトリアン時代(1837〜1901)に流行ったそうです。

ボウルの裏部分に残された数字の書き込み(0/10/7と読めます)が

装飾を加えた年なのかは不明ですが、

名誉革命の混乱期に生まれたこのスプーンが、100年以上後、誰かの手に渡り、装飾を施され、

さらに、100年以上経って、今、ここにある。

 

 

 

 

 

まさに、家宝級の純銀製のスプーンを動画で!!

 

 

今後もヤフオクに出品中のアンティークシルバーを中心に、

アンティークシルバーの魅力を紹介していきます♪

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